塾長の森山です。
ようやく涼しくなってきたかなぁと思っていたら、涼しいを通り越して肌寒くなってきてしまいました。今週は風邪や体調不良の生徒が少し多かった気がします。寒暖の差というのは思っている以上に体の負担になりますので、暖かい恰好をする、寝るときに毛布を追加するなど体調管理にはくれぐれも気を付けてください。
秋分の日も過ぎてしまい、暦的には秋の後半です。日もだいぶ短くなりましたし、地面に映る影が長くなっていることなど、身の回りの様々な自然の変化に皆さん気が付いていますか。このあいだ夜の2時頃には、東の空にもうオリオン座が見えていました。代表的な冬の星座ですね。冬だって近づいてきています。
さて秋分ということで、お彼岸です。お墓参りに行かれた方や、おはぎを食べた方もいらっしゃるのではないでしょうか。では皆さんはこの写真の赤い花は知っていますか?
こちらは秋のお彼岸の頃に咲く花、「彼岸花」です。他にも「リコリス」「曼殊沙華」という呼び名があります(中学生は漢字が読めていますか?)。ちなみに白い花の方も彼岸花です。どちらも新中川の土手に生えています。
写真だと他の雑草と一緒に生えていてわかりにくいのですが、実はこの彼岸花は花が咲いているときは葉っぱがありません。茎と花だけで、花が散った後に葉が出てきます。この「花が散った後に葉が出てくる」という植物は珍しいのですが、皆さんよくご存知の他の植物と一緒です。なんだかわかりますか?
そう、桜ですね。
葉っぱで光合成をし、栄養を作って成長したりするのに、葉っぱが後なんですね。面白いと思いませんか。また、この彼岸花は小4の国語で出てくる『ごんぎつね』のお墓のシーンでも出てきます。こういった花一つとっても、知っているとその場面のイメージを頭の中で描きやすくなったりするものです。
ぜひいろいろな自然のものにも目を向け、そして知っていってほしいと思います。ちょっとしたことが勉強の知識と結びつき、さらなる不思議や発見につながって、勉強も自然の観察も面白くなりますよ。
上の漢字の読みは「ひがんばな」「まんじゅしゃげ」です。読めたかな?